貧困女子が自己破産申請を考えるまでのこと
一番最初に私がローン(=借金)を組んだのは、20歳になってすぐのこと。
「家庭の医学」のようなDVDセットを契約したことでした。
DVD20枚くらいのセット...今考えても何故これを購入したのか不明ですが、これがスタートです。
この頃は学生でしたし、当然バイト代で支払える範囲での契約でした。
その後、就職し、一人暮らしを始めました。
それから2年も待たずに会社を辞めて上京しますが、それまでに
エステの契約、習い事のローン等、様々なローンを繰り返しました。
上京するまでは多くはありませんが、それなりに貯金する余裕もありました。
状況が変わったのは、東京に来てからです。
上京した理由は、夢をかなえたいから。
私にはある夢があり、そのためのレッスンを受けたり、夢のための時間を最優先していました。
そのため、バイトと期間限定派遣の掛け持ちで生活する日々。
充実はしていましたが、生活は常にギリギリでした。
幸い、年上の彼氏がバイト先の上司で事情もわかってくれていたので、お昼も夜も、食事代はほとんど出してもらっていましたが、家賃等は自分持ち。
オーディションやレッスンが重なると、バイトが減るため、生活の維持をするのがやっとでした。
そんな生活を3年も続けると、クレジットカードの枠は常にいっぱい。
自転車操業もいいところでした。
その頃、夢の方もいろいろ現実が見え始めて、「やりたいことで食べていく」という選択肢を手放しました。
安定収入を得られる道を選び、派遣から正社員に雇用変え。
それでも自転車操業の現実は変わらず。
借り換えはやりきり、この頃にはリボ払いにも手を出していました。
この頃の借り入れ総額は300万以上。
当時の年収同等の金額です。
家賃以上の返済が毎月待っている状況に、徐々に追い詰められていきました。
この頃から「債務整理」「過払い金」などのワードを含むCMが目に付くようになりました。
ここから半年ほどは、ひたすら調べ、準備する期間になりました。