貧困女子が自己破産申請までにしたこと
余談になりますが、実は大学を卒業して、最初に就職した会社が消費者金融会社でした。
なので、債務整理関係の言葉には元々馴染みもあり、ふんわりイメージはわいていました。
まさか自分がするとは思っていませんでしたが・・・。
調べていくうち、私の場合は自己破産以外はあまり意味がない(月々の返済が楽にはならない)ということがわかってきました。
そこからは自己破産について調べあげました。
戸籍や住民票には記載されないこと
新たな借り入れが5~10年できない以外、日常生活に影響はないこと
解雇されることはないこと
履歴書に書くこともないこと
犯罪ではないこと・・・等
うちは父がお金の管理をできない人で、母がよく泣いていたので、
親にバレることだけは阻止することが必要でした。
そして、地元に地方公務員の親戚が多いので、そこ経由でバレる不安もありました。
地元の公務員をしている親戚に知られないために、とある手続きをとりました。
転籍です。
本籍を実家から別の場所に移しました。
理由は破産者名簿です。
自己破産の際に、免責(借金免除の決定)がおりないと、本籍地に通知がいきます。
公務員の親戚にバレるとすると、唯一この時です。
本籍は縁もゆかりもないところでも登録が可能です。
ただ、謄本を取る場合等、その土地に出向く必要があることもあるので、縁もゆかりもなさすぎると大変になる場合もありますのでご注意を。
ちなみに、この頃の借金の内訳は、ほとんどが生活費でした。
それ以外は、エステのローンが少しあったくらい。
それ以外に、弁護士さんの元へ自己破産の相談をしに行く前にやった(確認した)ことは以下のとおり。
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デビットカード発行
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給与振込口座とクレジットカードの引き落とし口座を別にする
給与振込口座の銀行系の会社からの借り入れがある場合は、口座凍結される可能性があるので、残高を限りなくゼロにしておく。できれば給与振込口座を変える。
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携帯電話の分割払いが残っている場合は名義を変更する
- デビットカード払いに対応してない場合もあるので注意。
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保険解約(返戻金がある場合)
- 引っ越し(審査が怖いから)
弁護士さんに相談して、書類をそろえて自己破産手続きを開始するまで2週間くらいでした。
上の手続きができていない場合はもう少しかかる可能性があります。
ちなみに、弁護士費用は30万円程でした。
保険解約して得た返戻金とほぼ同額でしたので、それを充当しました。(弁護士さんも了承済)
弁護士さんも、「この内容なら免責も問題ないでしょう」と言ってくださっていたので、あとは裁判所に呼び出されるのを待ちます。
貧困女子が自己破産申請を考えるまでのこと
一番最初に私がローン(=借金)を組んだのは、20歳になってすぐのこと。
「家庭の医学」のようなDVDセットを契約したことでした。
DVD20枚くらいのセット...今考えても何故これを購入したのか不明ですが、これがスタートです。
この頃は学生でしたし、当然バイト代で支払える範囲での契約でした。
その後、就職し、一人暮らしを始めました。
それから2年も待たずに会社を辞めて上京しますが、それまでに
エステの契約、習い事のローン等、様々なローンを繰り返しました。
上京するまでは多くはありませんが、それなりに貯金する余裕もありました。
状況が変わったのは、東京に来てからです。
上京した理由は、夢をかなえたいから。
私にはある夢があり、そのためのレッスンを受けたり、夢のための時間を最優先していました。
そのため、バイトと期間限定派遣の掛け持ちで生活する日々。
充実はしていましたが、生活は常にギリギリでした。
幸い、年上の彼氏がバイト先の上司で事情もわかってくれていたので、お昼も夜も、食事代はほとんど出してもらっていましたが、家賃等は自分持ち。
オーディションやレッスンが重なると、バイトが減るため、生活の維持をするのがやっとでした。
そんな生活を3年も続けると、クレジットカードの枠は常にいっぱい。
自転車操業もいいところでした。
その頃、夢の方もいろいろ現実が見え始めて、「やりたいことで食べていく」という選択肢を手放しました。
安定収入を得られる道を選び、派遣から正社員に雇用変え。
それでも自転車操業の現実は変わらず。
借り換えはやりきり、この頃にはリボ払いにも手を出していました。
この頃の借り入れ総額は300万以上。
当時の年収同等の金額です。
家賃以上の返済が毎月待っている状況に、徐々に追い詰められていきました。
この頃から「債務整理」「過払い金」などのワードを含むCMが目に付くようになりました。
ここから半年ほどは、ひたすら調べ、準備する期間になりました。
はじめまして。
諸事情により、4年強前に自己破産した私が
気持ち的に整理がついて、ようやくクレジットカードの審査も通ったので
これまでのことをまとめてみることにしました。
プロフィールとしては、
現在アラフォー
自己破産申請時は30代半ば
職業 会社員
独身、彼氏なし (自己破産から現在の間には友達以上恋人未満いました)
申請する頃の私と同じ状況の方や、免責後の後ろめたい気持ちを抱えたままの方のお役に立てたら幸いです。
※内容の割にPC版のデザインがポップなのはご容赦ください。